非結核性抗酸菌症などに感染している方の多くが平均体温が低いような印象があります。

 

体温は教科書に出てくる説明では骨格筋によって作られるとありますが、もう一つ大切なのはお腹の中の共生細菌による発酵熱です。

菌は糖質などを代謝すると熱を出すことがあります。

例としてはパン生地にイースト菌をまぶして放置したときや日本酒をつくるときにの酵母菌が糖質を分解して熱をだす発酵熱のような感じです。

正常な状態なら腸管には数十兆の菌がいます。この菌が食べ物の数%を分解していろいろな物質を体に提供してくれていますが、このときに出る熱量も体温に寄与しています。

 

ところが年齢が上がって胃腸の働きが低下したり、便秘を便秘薬を毎日使って対応したり、ピロリ菌の除去や手術、慢性的な炎症の治療として抗生物質を大量に使用したり長期間にわたって服用したりして共生細菌にダメージを与えると腸管から生まれる発酵熱が減少してしまい平均体温が下がってしまうと考えられます。

 

これは店頭で正しい腸活を行うことで数ヶ月ぐらいで平均体温が上がってくることから類推できます。

 

よくヨーグルトなどの乳製品をとれば菌活ができるようなイメージがありますが、これで上る人は極稀です。

 

正しい菌活は腸管の粘膜を正常化し、菌の階層の基礎になるところから菌の種類を色々と取ることによって多様性を持たせることが大切です。

 

平均体温が上がると、免疫力も高くなりますし、最近の報告ではがんにもなりにくいといわれています。

 

毎日菌活をしている方はぜひ体温に注意してみてください。