アトピー性皮膚炎などで慢性化した皮膚炎の方が風邪を引いて体調を崩してから皮膚の状態が灸に悪化してしまうことがあります。

 

最近あった例では赤ちゃんとお母さんがその状態にってしまった方の相談がありました。

少し前に風邪を引いて、それまで落ち着いていた赤ちゃんの皮膚が悪化してしまいました。赤ちゃんは皮膚痒くて夜ぐずって眠らなくなり、皮膚から滲出液もでて皮膚の状態がすごく悪くみえてしまい、お母さんも眠れない、赤ちゃんが心配になりアトピーが悪化してしまい掻いた皮膚から出血とやはり滲出液がでてしまい、精神的にもクタクタになってなんとかしてほしいとのご相談です。

 

おふたりとも専門のお医者さんにかかって治療はしていますが、風邪を引いてからその治療がうまく効いてくれないと言われます。

 

このようなときにはお母さんに体力を回復させるために黄耆という生薬の入った漢方薬を飲んでもらいつつ、数回だけ人参牛黄の入ったお薬を服用してもらいます。

赤ちゃんには黄耆剤を飲める状態にして少量ずつ服用してもらい、皮膚の外から感染症の対応をこまめにしてもらうようにします。

 

幸い、この治療がうまくいき、翌日にはかなり落ち着いた状態になったと連絡がありました。

 

人参牛黄剤を服用したら風邪を引く前の元気だったときの体の状態に戻ったような感じがするとも感想を言われていました。

 

値段がかなり上がってしまった人参牛黄剤ですがピンポイントで使って貰えれば良い効果が出ることが多いです。