大腸にポリープがみつかり切除していたり、検査のたびにポリープがみつかるという方におすすめしている漢方があります。

 

大腸ポリープは食物繊維をたくさん食べたりすると出来にくくなり、また肉食が中心になるとできやすくなるということが示唆されています。また経験的に夜遅く食事をとる人や、便通が規則的でない人に多くできるようです。

 

漢方薬で加味平胃散(かみへいいさん)(小太郎漢方、松浦薬業)という処方は、胃腸での消化を助ける働きのある処方です。この処方の中に山査子という生薬があり、この生薬は肉や油ものの消化を助けてくれます。十分に消化されたものが腸を通過すれば腸壁への負担は軽減できます。

また麦芽という生薬は主として糖質がグルテン化しているものの消化を助けるます。消化しにくい糖質は炎症のもとになるのでこれを早く消化させることは腸管の健康維持には欠かせません。

それと神麹(しんぎく)という生薬はいわゆる発酵した生薬で、腸内細菌のバランスを良くしてくれる働きがあります。

 

夕食後にこの加味平胃散を服用することで胃腸管の掃除と腸管への負担を大いに軽減してくれます。

 

またイスクラ産業から出ている晶三仙(しょうさんせん)という健康食品も上の生薬が配合されていて消化を助けたり腸内環境を良くしたりしてくれます。

面白いことにこの加味平胃散も晶三仙も夕食後に服用すると、よく眠れるようになり、また朝起きると身体がとても軽いという状態になることが多いです。