眠れない、途中で目が覚める、やる気がしない、鬱っぽいなど。神経や心の調子の悪さありませんか?ひょっとすると胃腸の夏バテからミネラルなどの軽い栄養失調から起きているかも。

日の暮れがずいぶんと早く感じられるようになりました。今年はそれでも気温が髙めで湿気も多いので体調が思わしくなく、このとことは眠れない、途中で目が覚めるといった相談や、鬱っぽい、やる気がしない、元気が出ないなどの相談も増えてきています。

この季節に神経症状や心の調子を崩す一つの原因に胃腸の疲れからくるミネラルやビタミンの軽い栄養失調があります。最近の研究では脳や体の神経は、きちんとした働きを保つためにかなりのミネラルを消費していることがわかってきていますし、「脳腸相関」といって腸の調子が脳や神経の働きに大きな影響を及ぼしていることもわかってきています。

夏の間熱中症予防で他の季節に比べてたくさんの水分を取っていた方。この行為自体が胃腸に相当の仕事をさせていたり、常温の水を飲むだけでも体温を下げることになりますから、これも体の負担となってくることがあります。

そうする...
と6月ぐらいから3か月ぐらいの胃腸に溜まった疲労がそろそろ出てきて、吸収されにくい重いミネラル、亜鉛やセレンなどの吸収が悪くなってしまい体の中で不足状態を起こし、これらのミネラルが支えてくれている神経や心の症状が出てきているのかもしれません。

この状態は血液検査でも見つけることができないぐらい微量な差なので、病院では見過ごされている方が多いです。東洋医学では顔色、舌の状態や食習慣、生活習慣などの問診、爪などの色などから判断する方法があります。

また、早く回復するためのよいミネラルやビタミンなどの栄養サプリやそれらの吸収をたすけ、体の隅々までいきわたらせる漢方薬を使うことで早く回復に向かわせることもできます。

神経症状や心の症状の出ている方の中に、栄養状態が原因になっている方もいます。(よいち)

この話、精神科や心療内科の先生からは関係ないといわれることは多いですけど。