「がんは温めるとよくなる」といわれてます。

確かにそういった治療法もあるようですし、体の免疫力からすれば体温を上げるということは大切なことです。
ですがそれも程度の問題や、体の状態をよく考慮して行わないと大変なことになる可能性があります。


とあるガンで状態が進んでしまい腹水が見られるお客さんで、ネットや雑誌でよいという温泉や岩盤浴をやられた方で、それをやってから体力を消耗しすぎて逆に調子を崩してしまったという方が見えます。

「腹水は余分な水だから、汗をかけば取れると思った」と。
気持ちは痛いほどわかるのですが、腹水は普段たまらないところにたまっている水ですが決して体の取っては余分な水ではありません。これは血液とほぼ同等の大切な水。
ただあるべきところに行けなくなりあふれている水になります。
腹水がたまっているということは、あるべきところに水が言っていないということになり、いわば体にとっては脱水症状に近い状態ともいえないことはないのです。

ですから汗をかきすぎたり、熱を無理に頑張って体にサウナや温泉で加えると簡単に熱中症や脱水症状になる可能性が高くなります。

ぜひ気を付けてお医者さんや専門家に聞いてから行ってください。