幸福とは?


アメリカでは1980年代から、幸福を心理学的に計測する試みが行われています。

大石繁宏著「幸せを科学する」より。


調査によれば、人生の満足度を7点満点とすると、アメリカのビジネス誌「フォーチュン」に載った大富豪たちの

満足度は5.8だったそうです。

アフリカのケニアとタンザニアに住む半遊牧民のマサイ族は、同じ調査で5.4だったそうです。

マサイ族は、必要最小限のものしかない貧しい暮らしをしています。

アメリカの大富豪の幸福度は83%で、アフリカのマサイ族の幸福度が77%です。

どちらも、高い幸福度を持っています。


この僅差は、なんなんでしょうか?

大金は、人を0.4ポイントしか幸福にしてくれないのか?



実は、これには人が本来持っている本能と関係しているのです。


マサイ族が幸福なのは、家族や仲間との強い絆(以前に話した愛情空間と友情空間)のなかで暮らして

いるからです。だから、幸福度が高いのです。


それに対して大富豪は、貨幣空間の中での成功者であるが、愛情空間と友情空間から離れているのです。


お金は幸福の必要条件であっても、十分条件ではないということです。

ぼくたちがお金にこだわるのは、それが「安心」や「安全」を手に入れるための道具だからです。