ケンとリロの計画では、2年前のハワイウエディングと同じ日に、正式に籍を入れようと思っていた。

そして、その日に、海の見える隠れ家風のレストランを貸し切って、今まで心配をかけたり、応援してくれた方々に集まっていただき、報告をしたいと思っていた。

 

そのために、まずは、ケンが正式に離婚を決めて、その後に、リロ。

ケンが離婚を成立させてから、リロに離婚してもらう、自分が先に離婚を決めるというのが、ケンのこだわりだった。

そして、女性は、妊娠などの関係で半年待って、正式に再婚。

そんな計画だった。それには、あまり、時間がなく、急がなくてはならない2人だった。

 

まずは、ケンが4月末に調停離婚が成立したが、

ナオミがなかなか、区役所に届けを出してくれず、ヤキモキした。

ちょうどゴールデンウィークになったためかもしれないが、ナオミの最後の抵抗のようにも思えてしまうケンだった。

 

5月の末、ケンの実家の田舎にある役所の戸籍課に連絡して、戸籍謄本を取り寄せても、まだ、ナオミの籍は、抜けていなかった。

 

6月になって、やっと、ナオミが届けたようで、

戸籍から、抜けていた。

 

ケンは、ほっと、胸を撫で下ろした。

 

「さぁ、次は、私の番ね」と、リロが、

力強い口調で、言った。