すいよいよ、リロの番だった。

 

リロが家を飛び出してから、4年が経っていた。

ジョージが、「3年経ったら、離婚してやる。」

と言ってから、4年経っていた。

 

その間、リロは、実は、時々ジョージの家に行って、少しでもジョージが、1人暮らししていけるように、懺悔のつもりで、家事を覚えることを手伝ってきた。

 

また、色々料理を作り、お惣菜をたくさん作り

冷蔵庫に入れておいた。

 

ジョージに対しては、愛情などは、決して

残っていなかった。家族としての情だけが、残っていた。

ケンは、内心、いい気持ちはしなかったと思うが、リロがリロなりの方法で、ジョージとのことに、ケジメをつけようとしていることを理解し、応援してくれた。

 

リロには、もう一つの理由があった。

ジョージの怒りの矛先をケンに向けさせたくなかった。リロは、リロなりの方法で、ケンを守っているつもりだった。

 

 

ジョージの家に行った時は、最初の頃は、どうしても、キマヅイ空気だった。当然のことだが。。。

 

リロは、懺悔の気持ちだけで、耐えていたが、ジョージは、また、お酒に逃げるのだった。

お酒を飲むと、どうしても、愚痴っぽくなり、リロに罵声を浴びさせることもあった。

 

ある時、リロは、とうとう我慢できず、

「また、お酒飲むなら、もう、2度と来ない❗️

私は、私なりに、申し訳ないと思って、こうして通ってきて、家事してるのに。。。」と、泣きながら帰ったこともあった。

 

それ以来、ジョージは、反省したらしく、リロが来た時は、お酒を飲まないと約束し、その後、リロの前では、飲まなかった。

 

一ヶ月に一度くらいのペースだったが、4年間続けてきたことで、ジョージの気持ちも少しずつほぐれてきた。

 

今回、意を決して、リロは、切り出した。

「4年経ちました。いよいよ、正式に離婚をしてもらえませんか?」

 

ジョージは、長い沈黙のあと、

「。。。わかった。」

「ただ、条件がある。

入籍した記念日に、一緒に届けに行くこと。」

 

 

2人揃って、離婚届けを出す夫婦なんているのだろうか?

 

でも、リロは、最後のジョージの願いを聞く事にした。

 

ただ、入籍記念日は、7月だったので、

リミットの9月末までは、六ヶ月という、再婚待機時期が間に合わない。。。

 

でも、とにかく、今は、離婚してもらうことが、先決だ。

7月に一緒に離婚届けを出す約束をして、ケンの待つ家に帰ったリロだった。