昨日、スーパーで500ml一本48円で偽者のコーラを買った。
このぐらいの値段だと気楽に飲める。
スウェーデンでは、自動販売機やコンビにでは、コーラは340円ほどする。
あまり気楽には買えない。
以前、アフリカの最貧国マラウイにいた時は、コーラ(昔、懐かしの瓶入りのやつ)は、17円ぐらいだった。
でも、公務員のまあまあの中堅で月給5000円ぐらいだったから、月給20万円の人が680円のコーラを買うのと同じ比率になる。
680円は気楽には買えない。彼らはちょっとした祝い事が会ったりしたら、飲む。僕らがちょっと高いビールやワインを飲むような感覚か。
薬代わりに飲む場合もある。
客が来たときに出す場合もある。
公務員よりもずっと収入が低いであろう農村のお宅に往診に行ったときに、ぬる~いコーラ(冷蔵庫なんてないので)を出されたことがある。僕は、一口、飲んでほとんど残した。そのコーラを残して、そこを去るときのその家族のなんとも悲しそうな顔が忘れられない。なんで、僕はあのぬるいコーラを飲みほさなかったのだろうと、あとで何度も後悔した。
スウェーデンに来て、マラウイ人が感じるコーラ感を少し理解した感がある。