身長というのは、遺伝がかなり強い要素であるらしい。
あとは生活環境、特に食事だろう。
両親の身長から子供の身長を導き出す式がある。
男の子:(父親の身長+母親の身長+13)÷2+2
女の子:(父親の身長+母親の身長-13)÷2+2
この式は、小児科で子供の発育度合いを評価するのに用いられる。
それで計算すると、僕は
父親;165センチ、母親;163センチなので、173センチということになる。
実際は、僕は178センチだ。
ただ食事の影響も結構ある。両親とも戦時中に成長期を過ごしているので、食料が十分になかったと想像できる。
どれぐらい食事の影響が出るかわからないが、
食事が十分であれば、両親共にあと5センチ身長が高かっただろうと仮定して計算すれば、ちょうど僕の身長になる。
僕の成長期は、食糧難ではなかったが、僕は小さい時、それほど肉は食べなかった。母親があえて、肉料理はあまり作らなかったようだ。
肉を食べたといえば、月に一回ぐらい、バーベキューかすき焼きをするときぐらいだった。
月一回の食事なんて、成長には関係しないだろう。だから、僕は小さい時は、肉は食べなかったと言ってもいいと思う。
魚は食べた。でも、それでも週に2回ぐらい。
その他はだいたい野菜か炭水化物系のおかずだった。
肉を食べたら、身長が高くなるというのは、たぶん確実だと思う。
あと肉を食べたら体ががっちりすると思う。
僕も成長期に肉を食べていたら、あと身長3センチぐらいは高かったかもしれない。
僕の場合は、肉を食べなかっただけじゃなく、子供の時、食事が足らないと思ったことが多い。
まだお腹がいっぱいじゃないのに、おかずがないということがままあった。
さて、食事を十分にとって、肉をたくさん食べていたら、どんな体になるか。
室伏広治選手である。
彼は身長187センチ、体重99キロらしい。
父親が、身長178センチ、
母親が、身長170センチである。
彼の父親は、戦後すぐの生まれだが、中国で生まれたそうなので、食事には困らなかっただろうと想像できる。
母親は、ドイツ人とハンガリー人の血を引くルーマニア人だそうだ。
ヨーロッパというのは、民族でドイツ人だの、ハンガリー人だの言っても、陸続きなので、日本人からしたら、県民性が違うぐらいのものじゃないだろうか。
両親の身長から計算すると、室伏選手の身長は183センチほどになるが、実際は、この計算値よりも4センチほど高い。
彼は、小さい頃から、肉をたくさん食べているそうだ。一日ステーキ1枚は食べるらしい。
両親からの遺伝と共に、この食事が、室伏選手の体格に影響しているだろう。
もし室伏選手が、成長期に私のように肉を食べてなかったなら、身長は183センチぐらいで、もっと細い骨格になっていただろう。
肉を食べたら、脂肪がつくようなイメージがあるが、室伏選手は体脂肪率3 % らしい。
しっかりトレーニングしていれば、あまり関係ないようだ。
このことから推測すると、もし僕が小さい時、十分に肉を食べていたら、あと4センチほど身長が高くなっていた可能性が高い。
182センチか。
でも、僕は小さい時、母親が僕に肉を食べさせず、野菜や魚を食べさせたことは、正解だったと思っている。
だって、大きいことがいいことじゃないし。それよりも健康が大事だもん。