3つの大学の比較 | ヨーロッパの片隅で

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シリアスな話題から下ネタまで、ただ思いついたことを書いていきます。

僕は、日本、中国、欧州と3つの国で大学で学んでいるのですが、ちょっと比較してみます。


大学のマネージメント力


1.日本

2.欧州

3.中国


入学などの手続きやカリキュラムを作成して、


学生がスムーズに学業に打ち込めるようにする能力


日本が一番、やりやすかったです。


ただ、日本はあまりにシステム化しすぎて、履修科目の申請のとき、書き間違えて提出したら、留年になってしまうとか、変なことも起きていたようです。融通かきかないという側面もあります。


お金について


1.中国

2.日本

3.欧州


中国が一番安い。たが、途中で授業料を値上げするという自体が起きた。(私は政府奨学生だったので関係ないが)。それで勉学を余儀なく辞めた学生もいた。


日本は、入学時の授業料が卒業まで適用された。財政的計画が立てやすい。


ここ欧州では、授業料は年々上がっているが、基本、入学時の授業料のままだが、留年して下の学年に行けば、その学年の他の学生と同じ授業料が適用される。すなわち、より高い授業料を払わないといけなくなる。


教えるということについて、


1.中国

2.欧州

3.日本


中国は、経験があるからだろうか、教えると言うことに関してはレベルが高いと思う。


逆に日本の大学は、教えるプロとは言いがたい。教え方が下手だったし、教える熱意も感じなかった。大学の教員は、教えるプロとしての自覚はあまりないようだった。


日本の大学では教員は研究は評価させるが、いくら教育熱心でも昇進に繋がらないからだと思う。


欧州もそういう傾向があるが、科目によっては、中国のようにいい教育をしていた。


総合して、教育機関としては、中国の大学が優れているが、中国は法治国家ではなく、人治国家なので、機関としての、機能はいい加減であったと思う。