日本って、海外に比べて意外に試験は客観性に基づいて行われてると思う。
まず、海外の大学、大学院などを受験するときは、必要書類として、推薦状が必要なことが多いが、日本ではまだそういう学校は少ない。
日本の場合は校長の推薦状とか形式的なものとして必要な場合はあるが、指導教官とか自分をよく知っている人からの推薦状が必要な場合は、最近増えてきたが、まだまだ少ない。
これはいくつかの理由があるだろう。
1.日本人はいいことしか書かないので推薦状の意味があまりないから。
2.日本人は推薦状を書いてもらうことを頼むとか、人を煩わすことを嫌がる人が多いから。
3.推薦状が”コネ”のようなものになりかねないから。
などの理由があるだろう。
僕も推薦状というのは性格的に頼みにくい。高校時代そんなに親しくなく、10年も会っていない高校の担任に推薦状を書いてくれなんて頼めない。
そんな僕でも今まで一度だけ推薦状を書いてもらったことがある。
中国の国費留学の試験のときに大学の教授2名からの推薦状が必要だったので書いてもらった。その時は卒後1年だったし、卒後大学にも何度か顔を出していたのですんなり頼めたが、
何年も会っていない先生になんて頼めないなあ。
日本の試験が結構客観性に基づいていると思うのは、あと、面接があまりないということ。
これも最近増えてきたが、まだ海外に比べれば面接の重要性は低いだろう。
僕も面接なんかでほんとうの実力は測れないと思う。
このように日本では筆記試験だけで結構、出世できてしまうのである。
推薦状も面接もなしに(教授に好かれることもなく、話下手でも)、筆記試験の実力だけで、医者や弁護士になれてしまうのである。
私はこの制度がいいかどうかはわからないが、海外とは結構違うなあと思う。
ある意味、日本は真の実力社会なのか!?