癖 | ヨーロッパの片隅で

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シリアスな話題から下ネタまで、ただ思いついたことを書いていきます。

僕には変な癖があります。


それはひげを抜くことです。自分のあごのひげを抜くことです。


この癖はたぶん二十歳前からのものだったと思います。


僕は日本人としては、ひげは濃いほうだと思います。印度人やアラブ人と比べたらかわいいものですが。


日本で散髪屋で一度、理髪師のおっさんに「今日、一番濃かったわ」って言われた。たぶん、そのとき髭剃りのために血みどろになったのでいい訳も含まれていたと思いますが。その理髪師、しつこく同じところを何回も剃るんですから。


まあ、それはおいといて、癖の話に戻ります。


僕は、特に精神的に安定しない時、不安やいらいらがあるときに、無意識にひげを抜くようです。(ひげを抜いていることはもちろん認識していますけど)


その時、特に太いひげが抜けたら、達成感があります。なにか自分の体から悪いものが取れたみたいな。


ひげ抜きは家のなかだけでなく、外にいる時もやってしまいます。集中してやった時なんか、そのあたり一円玉大にあごがつるつるになってしまいます。


僕はひげを生やしているわけではないのですが、一日も経てば少しひげが出てきます。


ところでなぜ僕は、こんな癖がついたのでしょうか?


ひとつは、小さいときに母親に脇の毛を抜かされていたからかもしれません。


毛の根が薄い皮膚を通して見えているのですが、抜くと根っからすべて取れるので快感を覚えました。


でも普通女性って今は脇は剃るんですよね。抜くなんて痛いですよね。それに小さい子供にそんなことをさせるのは子供の精神に想像もつかない影響を与えるのでやめておいたほうがいいです。


この癖、僕、日本の大学時代に学友に「俺、ひげを抜くの癖になっちゃたよ。」って言ったら、その友人も何年か後に同じ癖になってました。関係ありませんが、その友人卒業後、亡くなったのですがいいやつだっただけに残念です。


今まで大学時代の同級生が2人亡くなったのですが、二人ともいいやつでした。いいやつほど亡くなるんですね。死んだほうがいいんじゃないかって思う、腐った奴ほどしぶといです。


こういう癖をもっているのですが、役に立ったこともあります。アフリカで診療している時、犬の金玉に蛆虫がたくさんもぐり込んでいるという疾患があったのですが、ピンセットでみごとに全部取り出しました。初めて遭遇する疾患だったのですが、みごとに治しました。それを取り出している時は、ある意味気持ちよかったです。でもそれ自体は気持ち悪いですけど、今でも思い出したら、寒いぼがでてきます。


みなさんも変わった癖もってませんか?(相沢紗世風ですが、内容はえぐいですね。)