それでは、いよいよ、地方自治体における「社会福祉経営(マネジメント)」に関する論説を始めていきたいと思います。

 

お付き合いのほど、どうぞ、よろしくお願いします。

 

この第1講では、地方自治体における「社会福祉経営(マネジメント)」または、「マクロレベルのソーシャルワーク実践」について、本書で論説していくにあたり、いくつかの主要な「論点」を切り出して、読者に、「これから、この本の内容は、どのように展開していくのだろうか」と、興味や関心(ワクワク感)をもっていただくとともに、本書の論説が、どのような点に注目し、そこから何を主張したいのか、という大枠を、まず、示しておきたいと思うのです。

 

クラシック音楽で例えるならば、第一楽章で奏でられる「主題」、または、オペラなどの「オーヴァーチュア(序曲)」というような位置づけとなれば、と思っています。

 

冒頭の「ブログをアップする理由」でも、既に示しているとおり、本ブログは、興味や関心を持ったところから読み進めていただくことも念頭に置いて構成しています。

 

第1講は、その「案内板」または、「道標」というようなイメージで、読み進めていただければと思います。

 

ですから、読者の皆様には、真面目に、この第1講から順に読む必要はないのです。

 

とくに「専門書」と言われるものは、手に取ったとき、多くの方々は、まず、おそらく、「目次」をご確認され、全体の構成に目を落とすでしょう。

 

そして、次に、自分の関心がある項目やコンテンツまで、一気にページを飛ばして、気になっている内容に一番先に触れるのではないかと思います。

 

目新しいことが書かれていない箇所は、読み飛ばされることもあるでしょう。

 

「専門書」や「実用書」は、小説ではないのでそれでよいのだと思っています。

 

読者が違えば、興味や関心を示す箇所は、当然、それぞれに違うでしょうし、人によっては、その一冊の中の、ある一部分のみ、を知ることができればそれで十分という人もいるでしょう。

 

また、読み手の、知識レベルや、理解レベルによっても、コンテンツや項目への興味や関心の注目点は違うはずです。

 

そこで、この第1講では、本書の内容を、先に少しだけご紹介(ネタバラシ)してみることを企んだのです。

 

やや、おせっかいか、とも思いましたが、福祉の分野に限らずですが、中でもとくに「教科書」という類の本は、とかく、読みづらいものです。

 

そのよう筆者の体験も踏まえて、読み手の皆様の立場に立って、予め(敢えて)先に、本書の内容の一部を伝えておくことを試みてみました。

 

これにより、本書に、より深く親しんで、また、より面白がっていただければ、幸甚に思います。