昨日、札医大で右目の白内障の手術をした。
昨年から見づらくなり、医大に行くたびに医師には言っていたんだけど、視力台で視力検査をすると、データー上は0.8~1.0の視力は常にあった。
そんなこともあり、手術は伸び伸びになっていたんだけど、ここにきていよいよ見えなくなってきた。
車の運転もままならなくなり、チェロを弾いていても、譜面のオタマジャクシが見えない。
もう、いよいよダメだということで、やっと白内障の手術をした。
10年前に今は失明してしまった左目の白内障の手術をし、3年前に緑内障の手術もしていたので、ある程度勝手は分かっている。
なので、特段焦ることもなく手術台の上に仰向けに乗った。
白内障の手術は局所麻酔なので、麻酔用の目薬をした後は眼上のライトをひたすら見つめている。
すると、あっと言いうまに濁った水晶体が取り除かれるのが分かる。
そして新しい人工レンズが入ると、パッと明るくなった感じがして、ライトの輪郭がくっきりと見えた。
手術の時間は大体15~20分くらいか・・・
病室に戻るとその日は一晩安静にしていた。
翌日、医師が眼帯を外すと・・・
おぉ~、滅茶苦茶明るく、くっきりはっきりと周りが見える。
今まで、どこを見ても白くぼんやりとした世界が嘘のようだ。
10年前に左目をやった時とは全然ちがったので、私自身もびっくりしている。
さっそく、病室に戻ると、鏡に自分の顔を映してみた。
あらぁ~・・・ 何年かぶりにいはっきりと見る自分の顔って、結構ビックリ。
こんなに顔にシミあったっけ・・・?
退院するのに、迎えに来てくれたカミさんにそのことを言うと、
「だから何年も前から日焼け止めのクリームを塗りなさいって言ってるでしょ!!」
そんなことを言うカミさんの顔を見て思わず、
「お前って、そんな顔してたっけ・・・?」
「悪かったね、こんな顔で、はっきり見えないほうが良いんじゃないの・・・!?」
いやいや、夫婦生活43年にもなるとこんなもんだね・・・!?