初穂のキャラソンです。
内田真礼さんには、以前にも『翼を持つ者』で
私の歌を歌ってもらっていましたので、彼女の声の特徴は
把握していました。
ただ、この曲の初穂は、カンナさんポジションと言う事もあって
『太く』『力強い』声が必要でした。
真礼さんにとっても、このようなタイプの曲は初体験で
その本質的な声作りに、かなりチャレンジされていました。
ただ、前回の佐倉さんの項でも書きましたが
サクラの伝統は、キャラ声と地声の合体がテーマですので
無理し過ぎない範囲での、声作りでお願いしました。
そして、こう言う曲の『肝』の『こぶし』を回すのが、
なかなか大変だったようです。
当初は、随所にこぶしを回す所が入っていましたが、
あまり多用すると、彼女らしい新鮮な部分がかなり減ってしまうので
肝心の部分だけお願いしました。
最後の『心意気〜』は、非常に上手く歌ってくれました。
この日は、彼女は少し体調が悪くて、録れる所まで録ろう。
もし無理なら、後日。と始めましたが、
録音を続けているうちに、どんどん調子が出て来て、
一度OKになった部分も、もう一度取り直したくらいで、
最後は絶好調!
歌手にもタイプがあって、最初から飛ばす人や
この日の彼女のように、だんだん上がってくる人など
千差万別です。
しかも、声は生き物で、同じ人でも毎回違うので
これがレコーディングの面白さです。
なお、間奏がかなり長いのは、舞台を意識した構成だからです。
(フルで確認してください)
『オイサ オイサ』の掛け声は、西野Pと寺田Pそして
Segaの男性社員の皆さんと私、(総勢10名ほど)が叫んでおります。
編曲は中村博さんです。