前にも、簡単に書いたかもしれませんけど、書いてみる事にします。

我々の業界でも、何でもそうでしょうけど、
つねにトップを意識して、そしてトップを目指して鍛錬していないと
あっと言う間に、世間から忘れ去られる結果になります。


今まで、ある程度の瞬間だけ世間に騒がれ、一時的に売れたのは良いけれど
その次の瞬間には、その人は世間の話題にも上らなくなって、
『あの人は今』状態になって行ったクリエイター、芸能人を
数限りなく見た事でしょうか。


別にその人が油断をしていた、と言う訳でもなく(そう言う人もいるでしょうが)
『流行』と言う目には見えないけれど、確実に存在する恐怖の源に
知らず知らずに押し流されてしまった結果、なのです。


だから、長い間、売れ続けたり、トップをキープするなんて
夢のまた夢、、、超選ばれた人だけなんでしょう。



で、私は考えたのですけど、
ずっとトップをキープと考えるから大変。

そうではなくて、もっと柔軟に
マラソンレースに例えると、最低第一集団の中に含まれていれば良い、
と、考えています。


つまり、つねにTVに写る位置。
いわゆるトップ集団の中に。


たとえば、風が自分に吹いて来たな、と思えば、
積極的にトップを狙って走り、たまには先頭に立ってみれたら最高だし、
だけど、その位置が苦しくなって来たら、
少し位置を下げても、なんとかその集団に食らいついて行ければ良いのです。

だって、TVに写っている状況では、絶対に『あの人は今』には
ならないから。

しかし、力尽きて、その集団からだんだん遅れ始めたら
とたんに世間から忘れさされた存在に成り果てます。


だから、どんな無理をしてでも、その集団からは脱落しない強い意志が必要です。
意志だけでは、なんともなりませんから
もの凄い努力と勉強が(走りながらでも)必要になります。


そして、この競走の大変な所は
後から後からフレッシュな若手が、突然現れて先頭を走ってしまう事。

そう言う突然現れた彼は、その集団を従来のマラソンコースと全く違う場所に
集団を引っ張って行ったりもします。


『どこへ行くんだ~?若者よ~』
と、思いながらも、とにかく付いて行くしかない。

だって、TVの中継車は、彼を中心に絵作りしているから。


しかし、そんな彼も、また、あっという間にレースから離脱して
遥か後方の彼方へ。

そんな情景は、なんど見た事だろう、、、、なんて感興に浸るまでもなく
レースは死ぬまで(自分がリタイアするまで)続くのです。


そして、またまた自分に風が吹いて来た!と、思った瞬間
思い切りアクセルを吹かして無謀にも先頭へ、、、、トップを狙え!



私は、今、アニメの風が吹いて来ているような気がしてなりません。
人生何度目かのブレイクの瞬間のために(欲深いと言われようとも)
先頭集団の後ろにヒーヒー言いながら、追走していて
そのチャンスを待っています。



一生、チャンスがなくても、それはそれで本望。

毎日の充実感の方が大事、とも思えますもんね。