昨日、新装なった歌舞伎座で、あの歌舞伎十八番『助六』を観て参りました。
以前より広くなりましたが、会場内の色目は前と変わらずに、
それほど違和感を感じませんでした。
そして、前より格段に観易くなっていました。
『助六』は、市川團十郎のみが演じる事の出来る、いわばお家芸なんですが、
突然の訃報により、今回は、海老蔵が助六に。
少し、心配しましたが、海老蔵の助六、凄く良かった。
少し高めな声の色が、私は好きです。
江戸の粋を表現したこの演目ですが、
確かに、それを感じさせてくれました。
『粋』ねぇ。
もう、そんなふうな事を感じさせてくれる『粋人』には、ついぞ会わなくなりましたけど、ねぇ。
凄く良かったので、毎月、演目が変わるたびに、チケットが取れれば観劇に行きたい。