スウェーデンコンサートも無事に終え、って書きましたけど、
その会場であるストックホルムに到着するのが、こんなに大変な事になるとは
思いもよりませんでした。


まず、羽田発の深夜便で日本を出発。
羽田だし深夜発なので、アクセスも良いし、たくさん睡眠も取れて
まずは順調。

しかし、乗り換え空港のパリ・シャルルドゴール空港に朝6時に着陸した時から
状況は一変しました。

大雪!

着陸は無事に出来たのですが、ゲートに着くまでがひと苦労。
雪の大きな壁が飛行機の行く手を阻んで進めず、除雪車の到着を待つ事40分。

やっと降りられる、と思ったら、そのゲートの故障とやらで
(後で考えれば、それは上手いウソだったのだろうけど)
その場で1時間余り待機。

結局、着陸後2時間飛行機内で待たされて、ようやく到着。

すぐに乗り継ぎ便を、モニターでチェックしてみると
な、なんとストックホルム行きがキャンセル!


他の便もキャンセルが相次ぎ、空港内、大混乱状態。

つまり、さっきの故障は、次から次に到着するお客を、
ロビーに一度に入れないための口実だった、と、後でわかりましたけど、、、


これは、大変と、携帯を操作したのですが、スマホに代えて始めての海外なので
操作方法が分からず、全然繋がりません。

ここで、一度深呼吸。

さ、これからは誰も頼らないで一人でやらなければならないぞ。
この状況を受け入れ、楽しむぞ、と思い直して、
まずは、このチケットを次の便に変更しなくちゃ。


しかし、カウンターは大、大行列。

ここに並んだら何時間も待つ事になるなぁ。
と、思いながら、どこかに少しでも空いているカウンターがないか?
と、どんどん先に進みました。

途中、エアフランスの人の良さそうなオジさんを見つけて、
ブロークンイングリッシュで『どこか、空いてるカウンターない?』
って聞いたら、
親切にも、その穴場のカウンターに連れて行ってくれました。

そこには15人ほどしか並んでいなくて、ラッキー!

無事に40分ほどで、次のストックホルム行き16時発の便を予約する事が
出来ました。
荷物は、自動的に継ぎの便に乗せてくれるそうで(心配だなぁ)
まぁ、少しはホッとしました。


その時午前9時。待ち時間7時間。

ラウンジで時間を潰そう。

空港がほとんど閉鎖状態で、行き場を失ったお客さんでごった返すロビーを歩いて
ラウンジに向かったその時、、、、

何か一人の日本人が携帯で電話をしていました。


あれ?誰かに似てるな、と思ったら、
な、なんとウチの事務所の社長~!


確か、彼は半日前の便で先にストックホルムに入ったはずなのに、、、

聞けば、昨日の便もキャンセルになって、ホテルも満員で、
夜をラウンジで過ごして、私を待っていたそうです。

ただ、また私と一緒に乗るはずだった朝の便も、キャンセルをくらったばかり。

彼はこの時点でもう20時間ほど、空港にいたのです。


(2)に続く