いよいよ今年も、菊花賞が近づいて来ました。
数あるG1レースの中で、私が一番好きなのがこのレース。
淀の坂越え3000mが、今まで数々の名勝負、そして番狂わせを演出して来ました。
そして、一番美味しい馬券を取らしていただいている、言わば得意なレースなのです。
私の菊花賞は『アカネテンリュウ』から始まりました。
この馬は夏の上がり馬の典型でしたね。
真っ黒な弾丸のように大外から飛んで来たのを、良く覚えています。
『タニノムーティエ』には感動させられ、『タケポープ』と『ハイセイコー』の死闘。
歴史的な2強を内から一掃した『グリーングラス』の激走!
『ミスターシービー』『シンボリルドルフ』と『シンザン』以来2年続いた3冠馬。
皐月賞以来、超久々で激走した『サクラスターオー』
長距離血統の血が騒いだ『ライスシャワー』『ヒシミラクル』『デルタブルース』
勿論、『ナリタブライアン』『ディープインパクト』なんかも忘れてはいけません。
去年の『スリーロールス』まで、このレースには数々のドラマがあります。
そしてそのドラマの質が濃く、血統を研究する者にとっては穴馬券の宝庫なのです。
何より、レース自体が凄く面白い。
展開によって勝ち馬がガラッと変わるし、名騎手達の駆け引きが実に興味深い。
さて、今年はどうなりますか?
『エイシンフラッシュ』の回避で『ローズキングダム』の1強との前評判ですが、
私はそれは疑っています。
きっと武以外の騎手に期待をする事になるでしょう。
競馬を観た事のない方も大勢いらっしゃると思いますが、このレースはお薦めですよ。
天皇賞やダービーと比べたら少し玄人好みですが、絶対感動していただけるレースだと
思います。
ぜひ、ご覧ください。