皆さんは旅行はお好きですか?  海外旅行です。

費用も時間もかかるし、何かトラブルがあったらどうしよう、英語もしゃべれないし、
とか、色々考えると億劫になってしまいますよね。


それでも、若い頃は自分に勢いがありますし、恐いもの知らずでもあるので
費用の面だけクリア出来れば海外に行く方は多いと思います。

しかし、歳を重ねてくるとその”億劫度”が日に日に増して来て、なかなか昔のようには
気軽に海外に旅が出来なくなってきます。


色々な事情があるでしょうが、海外には機会があったら行った方が良いです。
いや、何才になっても行くべきです。


なぜなら、必ずあなたの中の何かを変えてくれるからです。


人と言う生き物は、悲しいけど経験と知識が少ないと、人としての厚みが
どうしても薄くなります。

その経験を増やすと言う意味においても、海外旅行はとっても良い事なのですが、
そんな事よりも大切な事があります。



『五感が豊かになる』事です。


まず、空気感がまるで違います。
(酸素の量、質、気温、湿度、清潔感、不潔感など)

その空気、環境の中で暮らす人々は、その空気感に多大な影響を受けているので
日本とは人が違います。

その空気感から生み出された、風習、宗教、人の考え方、すべてが違います。

日本では考えられない事、驚く事のオンパレードです。

これは、実際に長くその地に住んでみると、旅行よりもたくさん感じる事ですが、
短い旅行の中でも、良い体験となります。

つまり、私達の生活、考え方、行動などはすべて
その土地の空気が生み出しているものなので、
実際にその地へ行ってその空気の中に自分をおいてみないと
彼らの事を感じたり、理解したりする事は出来ないのです。


そして、自分がその空気の中にいると、まるで長くそこに暮らしている感覚に
なるのです。前から知っていたデジャブな感覚。

こんな感覚を覚えた事はないでしょうか?

それは事実ではなくても、今まで自分の経験になかった空気感に触れた事で
自分の中の何かが刺激を受け、
本来人間が原初時代からDNAにインプットされていた感覚が、甦ったと言う事
ではないでしょうか?



それが『五感を高める』と言う事なのです。

海外に行く事は、そのトリガーを引いてくれる貴重なきっかけなのです。



人間は普段は同じ空気の中で日常を送っています。

その同じ日常の中では、気付きにくいもの、感じにくいもの、新鮮度が低いものに
囲まれて生きています。


本当は感じなければならない事も、その日常では簡単に自分の上を通り過ぎて
行きます。

敏感では生きて行きにくいからなのかもしれません。


しかし、海外に行く事で、その本来あなたが持っているはずのもの、
それを再認識出来て、
その感覚をもう一度リフレッシュ出来るのです。

海外が何かを変えてくれる訳ではなく、本当の自分を取り戻すきっかけになり、
本来の五感の感覚を呼び覚ます事が出来る。


これが海外旅行の素晴しい所ではないでしょうか。