前の記事のコメントで、とびっちさんが書いておられますが、
私は、お酒を飲んで仕事した事はこの30年一度もありません。

酔っぱらって書いた曲は、その時には傑作に思えても、
あとで酔いが醒めてから吟味すると、全然ダメダメな事が多い
からです。

酔っぱらい時はすべてに大雑把になっていて、細かい部分の
詰めが甘く、構成力も弱くて、いつもより情緒的になり過ぎる
きらいがあるからです。

情緒の海に、この身を浮かべる方が良いジャンルの曲(たとえば
演歌など)の作曲なら良いのでしょうが、劇伴の作曲など
もってのほかです!

メロは甘過ぎ、サウンドは半端で、オーケストレーションは
グダグダの、ひどい曲になります。

私の生活が朝型なのは(もちろん小さい子供がいるから
でもありますが)夜、ゆっくりお酒を楽しみたい!からでも
あります。

朝、8時ごろから仕事を始めて、17時ごろで終わり、
それから余裕を持って、食事とお酒の時間を過ごす。

これが毎日のスタイルですね。

そして、一週間に2,3度は禁酒の日を作りますので、
今のところ、どこにも悪い数値はありません。
(メタボでもないし、血圧、血糖値、尿酸値、すべて正常)

悪いのは口と顔だけだったのですが、腹の中を綺麗にしたので、
口も良くなりました。(顔は治らん!)

人間50も過ぎると、同じ年齢の人との会話は「メタボ話」と
「病気話」の率が驚異的に増えますが、私は未だに、
「音楽話」の他は「食いしん坊話」と「お酒話」のウエイトが
大きいです。

これも、健康でいられるからなんでしょうね。


大病を経験された方の言葉には、深みがあります。
病気の間にしか分からない事を、学んでいらっしゃるから
でしょうが、
健康に戻った今を大切に思い、毎日感謝して
生きておられるからこそ、その言葉にも自然と表れるのかも
知れませんね。

私も、今の健康に感謝して、健康でいられるあと少しの時間を
有効に使い、何か世間の役に立つ仕事を、もっともっと、
やっていきたい、と思っています。

皆さんの健康に乾杯!(朝からは飲みませんが)