もうすでに社会に出て働いておられる方も、まだこれからの
方も、ご自分の職業をどのように決めましたか?
(あるいは、決めたいと思っていますか?)

昔の、選択の自由などなく自動的に家業を継ぐのが当たり前の
世の中に比べれば、現代は、それこそどんな職業でも選べるように
なりました。

ただ、選択の自由の範囲が広がるほど悩みは深くなりなすね。
増してや、高校卒業ぐらいの少年時代に、これからの長い人生の
大半を占める職業を決めるのは、大変、荷が重いに違いありません。

 人が職業を選ぶ基準とは

1)  家業を継ぐ
2)  好きな仕事をしたい
3)  自分の適性を判断して
4)  成績の優劣によって
5)  その他(なんとなく、とか、儲かりそうだから、など。)

1)は働く親の背中を見て決める事だし、ごく自然でしょう。
2)と 3)は積極度が高く、良い基準であると言えます。
4)はそうではなく、たとえば成績が良いから医学部を受験した、
 何て言う例もうかがわれます。
5)は論外でしょう。

私は強く2)をお薦めします!
人は絶対に好きな事を仕事にするべきです!
これには、仕事を始めてから好きになる事も含みます。
1)でも3)でも4)でも好きなら良いのです。

私は仕事柄、たくさんの人々と出会いますが、成功している人の
顔は、必ず生き生きしています。

なぜでしょう?

好きな仕事をしているからです。仕事にやりがいがあるからです。

彼らは毎日ワクワクして人生を送っている事が、良く分かります。

私も自分の好きな作曲を職業にしました。
ただ、そうするには幾多の困難がありました。

 私の家は2代続いた開業医でした。
幼少時代から、家業の医院を継ぐ事は既定の事実として、家族も
本人も受け入れていました。

しかし、ずっと音楽が好きで、自分なりに基本の勉強を続けて
いましたが、高校2年の終わり頃に、このまま医者になるより、
どうしても作曲家になりたい!
と言う心の声を聴いたのです。

それからの私の行動は素早く、まず親を説得し、先生を見つけ、
ピアノや、作曲理論の勉強を朝から晩まで、時間の限りやりました。

高校の授業中にも、譜面をずっと書いていました。
先生からも、友達からも変人あつかいでしたね。

そして、一浪の末、芸大作曲家に入学が叶い、現在に
至っています。


#親を自分の信念で説得する事
#一人で地方から中央に出る事、あるいは一人で住む事
#コネなんかに頼らず自分の力だけで、仕事を開拓する事

この3つが、好きな事を自分の職業にするのに最低の条件です。

これをクリアーした後に待っている社会の辛さ、厳しさは、
好きな仕事につけた自分を幸せに思い、好きな仕事で努力し、
自分を信じる事で必ず切り抜ける事が出来ます。

良く人は言います。

「好きな事で苦労するのは、大変でしょう」って。

いや、好きな事での苦労は苦労じゃぁないですよ。

苦労も楽しいものですよ。好きな事なら。


皆さんも毎日、ワクワクして人生を過ごしてくださいね。