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今日、クリントイーストウッド最後の(本人が言っている)主演映画
『グラントリノ』を観てきました。

何と言うか、素晴しかった!としか言えない映画でした。

詳しいあらすじなどは書きませんが、

朝鮮戦争で、心に負ってしまった深い傷を、今でも引きずって
生きている一人の老アメリカ人の話です。

色々な、現代流の価値観を受け入れられず、すべてに
取り残された老人が、隣に住む東洋人の兄弟との親交を
通して、自分の生き方に目覚めて行く。

書いてしまうと、味もそっけもありませんが、
私としては、すごく『感じる』作品でした。


この映画で一番大切に描かれていたのは、自身に対する尊厳です。

つまり、プライドです。

人間は自身の信じるプライドに殉ずる事が、一番美しいのだ!
という事です。

プライドから連想する言葉に、傲慢とか、自分勝手とかありますが、
ここでは、『尊厳』と言う最も厳粛なものを意味します。

もし、お暇でしたら、一度ご覧ください。
人間にはプライドがどれほど重要か、考えさせられます。


それにしても、最後に流れる、クリントイーストウッド作詞
作曲、歌、のテーマソングには勝てないなァー。

あの味は、誰にも出せません。
人生を長く、深く生きて来た人だけが表現出来るものだと
思いました。

私も、歳を重ねたら、あんな素晴しい曲が歌えるのだろうか、
と、ため息が出ました。