私が小学生の頃、自宅から徒歩10分のところに道頓堀「角座」があって、出演する大勢の漫才コンビの看板を見て育った。漫才にもいろんなコンビがあって、夫婦漫才も何組かいた。
「ミヤコ蝶々・南都雄二」
「鳳啓助・京唄子」
「暁伸・ミスハワイ」
「島田洋之介・今喜多代」
「春日三球・照代」
また洋楽の世界でも、作詞作曲家が夫婦コンビという組み合わせもあった。
「ゲリーゴーフィン&キャロルキング」
「バリーマン&シンシアウェイル」
「ジェイムステイラー&カーリーサイモン」
「バートバカラック&キャロル・べイヤー・セイガ―」
そして洋楽デュオグループにも夫婦コンビという組み合わせがあった。
ソニー&シェール
キャプテン&テニール
アバ
マリリンマック―&ビリーデイヴィスjr
多くは、離婚、死別などで今は夫婦ではないケースが多いのは芸能界ならではの特徴?
その中の一組
アイク&ティナターナー
「Fool in Love」や「It's Gonna Work Out Fine」は全米でヒットし、私が20歳の頃聴いた「プラウドメアリー」の熱唱はインパクトが強かった。
オリジナルは1969年だったか?リリースされた、CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)の大ヒット曲である。
ティナは残念ながら暴力夫のアイクに激しいDVを受けていたそうだ。夫婦の事は本人たちしかわからない世界だが、アイクはとんでもない男だったようだ。
その後ソロシンガーとして大活躍したティナターナーは1984年には5枚目のソロ・アルバムである「プライヴェト・ダンサー」を発売、世界中で成功を収める。このアルバムの収録曲の中で一番売れた曲「愛の魔力What’s Love Got To Do With It」はその年の第27回グラミー賞で年間最優秀レコード賞をとった。
また1985年アメリカで発表されたあの超豪華参加メンバーの「ウィ・アー・ザ・ワールド」にも参加していた。
1988年1月、ポール・マッカートニーと並んで歴史的記録を達成。ブラジル・リオデジャネイロのエスタジオ・ド・マラカナンにおいて、入場料を支払って集まった約18万4千人という過去最大の人数の観衆の前で、単独で公演を行ったのである。この公演はターナーのギネス世界記録となったそうだ。
米グラミー賞を8回受賞したほか、1991年にはアイクさんと揃って「ロックンロール名誉の殿堂」入りした。2021年には、ソロ・アーティストとして2度目の殿堂入りを果たした。
1939年 11月26日生まれ。そして 2023年 5月24日83歳で亡くなった。