まずはボケ老人の愚痴から始めよう!

テレビを見ていると、高齢者をターゲットにしたCMが目立つ。
健康器具、化粧品、サプリメント、健康食品、などなど・・・
基本パターンはどれもよく似ている。
★元気で、見た目年齢の若いモデルが登場する。このモデルは、もともと若々しく元気だからモデルに起用されただけで、商品を使用したから元気や若々しくなったわけではないと思うのだが。
★製品の信頼が高まるように「賞味期限の過ぎた」有名人が登場する。
★効果効能がいかがわしい?画面下に個人の感想ですと、ほとんど読めないほど小さく表示してあるから詐欺とは呼べないのだが・・・
★モデルが機能、効果、効能にオーバーリアクションする。また拍手が起きる?これ誇大広告でしょ?
★価格が大幅値引きされている。でも本来の価格自体が不当に高く設定されているだけ?

★注文する電話番号が商品名を思い起こさせる、わざとらしい語呂合わせ番号。
★さらに時間制限で煽ってくる。30分以内に電話したらさらに得する?要は短時間にしたほうがメーカー側のオペレーターの人件費が少なくて済む?
こんな「詐欺まがい」とは言わないが、胡散臭いテレビCMが横行している。買わなきゃ良いのだが・・・

愚痴はさておき、今日は私が大好きな素晴らしいグループの話。

「Poor Side Of Town」で全米No1になったジョニーリバースが興したソウルシティレーベルが、ママス&パパスの黒人版のグループを目指し、5人組のフィフスディメンションをデビューさせた。「第5次元」という大げさなグループ名だ。そしてジョニーリバースが見出した若手ソングライタージミーウェッブに白羽の矢を立て、曲作りを依頼。

航空会社のCMソング「ビートでジャンプUp, Up And Away」は大ヒットし、グラミー賞まで受賞した。他にもフィフスディメンションは「輝く星座Aquarious〜Let The Sunshine In」やバートバカラック作品「悲しみは鐘の音とともにOne less bell to answer」、ニールセダカの作品「パペット・マンPuppet Man」そしてローラニーロの作品「ソウル・ピクニックStoned Soul Picnic」「ウエディング・ベル・ブルースWedding Bell Blues 」「セイブ・ザ・カントリーSave the Country」など次々ヒットさせた。
私はもちろん「ビートでジャンプUp, Up And Away」も大好きだが、特に素晴らしいと思うのが「悲しみは鐘の音とともにOne less bell to answer」である。

ハルデヴィッド作詞、バートバカラック作曲と言えば当時「飛ぶ鳥を追い落とす勢い」の人気ソングライターコンビ作品だ。美しすぎる?メロディラインとリードボーカル?マリリンマック―の切なく、しかも伸びのある歌唱は心に残る。


One less bell to answer
One less egg to fry
One less man to pick up after
I should be happy, but all I do is cry
(cry cry no more laughter)
I should be happy
(Oh, why did he go)
I only know that
Since he left my life's so empty

・・・・・・
このイントロ部分、なんと訳せばわからないのでネットで探してみた。

足りないものは
答えを待つベルの音がひとつ
焼かなきゃならない卵がひとつ
後をついてゆきたい男の人がひとり
幸せになれるはずだったのに
わたしは泣いてばかりいる
(涙ばかり、笑い声なんて出ない)

日本ではフィフスディメンションは、実力がありながら、人気が爆発的でなかった。きっとグループ名が「下唇を噛みそう」なのが原因だと私は分析?する。さらに昔は音楽を短絡的にジャンルわけした。黒人のグループはすべてR&B?R&Bのファンから見ればこの黒人5人組の歌には物足らないというか、都会的洗練されすぎて賛否両論があったことは予想できる。フィフス5thディメンション・・・一次元が点や線、二次元が面、三次元が立体、それに時間の要素を加えたら四次元?そしたらフィフスディメンション=5次元っていったいどんな世界?え~い、わけがわからん。ブラックホールかマンホールにはまり込みそうだ。