ベットミドラー「愛は翼にのってWind Beneath My Wings」 | Kenny@爺の人生イロイロ オヤジがウロウロ

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アメリカのハワイ・ホノルル出身の歌手で女優のベットミドラーは多才だ。女優としてはシリアスもコメディも出来る多彩なアーチストで、エミー賞を3度、ゴールデングローブ賞を4度、トニー賞を2度受賞し、歌手としてグラミー賞を3度受賞している。

歌手としてのファーストアルバム「THE DIVINE MISS M」でグラミー賞の最優秀新人賞を獲得。

1979年にはジャニスジョプリンをモデルにした映画「ローズ」に主演し圧巻の歌唱力を披露した。

さらに1988年製作の映画「BEACHES(フォーエバーフレンズ)」に主演し、そのサウンドトラックがアルバムとなり、このアルバムからのナンバー・ワン・ヒット「愛は翼にのってWind Beneath My Wings」でグラミー賞最優秀レコード賞を受賞している。こんな大物シンガーのベットミドラーはエルヴィスプレスリーやニールダイヤモンドと同様、なぜか日本で公演したことがないのは残念だ(私の知る限りたぶん来日公演はしていない)。

私は今でも1973年発売されたセカンドアルバム(レコード盤)「Bette Midler」を大切に持っている。若い頃買った衝撃のアルバムだった。「アメリカが生んだ最後のシンガー」とか言うキャッチフレーズもジャケットもインパクトがあった。1曲目の「Skylark」の歌唱が衝撃的だった。さらに「Optimistic Voices/Lullaby Of Broadway」や 「In The Mood」はアップテンポの短い歌だがベットミドラーの世界に引き込んでしまう素晴らしいノリであった。

さらに映画「BEACHES」を私は何回も観た。日本では「フォーエバーフレンズ」とか言うタイトルでバーバラハーシーと共演したものだ。この映画のラストはまさに号泣モノだ。最後の2曲「Wind Beneath My Wings」が涙を誘い、「The Glory of Love」で号泣する。最近は男女共同参画とやらで、「男のくせに」とか「女のくせに」とか言ってはいかんのだそうだ。男の子は黒、女の子は赤のランドセルでなくても良いのだ。女性がダンプカーを乗り回し、会社の重役になり、男性が洗濯用洗剤のモデルをし、男子が厨房に居座る時代だ。男は泣いたらあかんのだが、この映画何度観ても泣けるのだ。男が泣いてもええのだ。