『紫式部ダイアリー』
紫式部と清少納言による芝居だけれども意外な設定でした。「こうきたか」というのが感想でした。たしかに話が進むにつれこの設定がぴったりに思えました。二人芝居というのも観る側にとっては分かりやすいものでした。しかし、源氏物語も読んでいないし、紫式部と清少納言の関係も知らなくて、お酒の事も詳しくない私にとっては面白味にかけるものでした。二人芝居だから二人の会話や動きが全てです。それによって話が広がったり感情が揺さぶられると思うけど。さっき書いたようなことを知っている人にとっては広がりのある話だったかもしれないけどそうでない私にとっては物足りないものでした。面白い点もあったけどもっと意外性が欲しかった。 期待しすぎたのかもしれないけど、ちょっと物足りなさの残る作品でした。