#糸島半島の東部に小田集落があります。通りすがりに神仏習合の「小田観音堂・熊野権現神社」が目に留まりました。
○小田観音堂・熊野権現
○糸島半島東部の小田集落の位置(国土地理院地図一部加工)
○福岡市西区小田(「みんなの行政地図」から転載)
○額束「正一位熊野権現」
○境内と本殿
お堂と神社がこのように習合しているのを目にするのは初めてです。廃仏毀釈という大きなうねりをどのようにして回避できたのか、関心が高まりました。
(参考:ウイキペディア)
熊野権現(くまのごんげん、または熊野神〈くまののかみ〉、熊野大神〈くまののおおかみ〉とも)は、熊野三山に祀られる神であり、本地垂迹思想のもとで権現と呼ばれるようになった。熊野神は各地の神社に勧請されており、熊野神を祀る熊野神社・十二所神社は日本全国に約3千社ある。
本地垂迹(ほんじすいじゃく)とは、仏教が興隆した時代に発生した神仏習合思想の一つで、神道の八百万の神々は、実は様々な仏(菩薩や天部なども含む)が化身として日本の地に現れた権現(ごんげん)であるとする考えである。