体の声を
聞くことをしていますか?
体の声は
耳もとで直接、こうだよと
語ってくれる訳ではないですが、
聞こうと思えば、聞こえてきます。
耳もとで教えてくれるかのように
ハッキリとわかります。
感覚で教えてくれるのです。
ストレッチなどをしながら
触れたり、押したり、
曲げたり、伸ばしたり、回したりして
体の深部の筋肉にまで、
じーっと意識を持っていくと
どこに
コリとか痛みとかがあるのか
どこがどう繋がっていて
どういう影響でそうなるのか、
という事も、全部教えてくれます。
体の感覚に、耳を澄ますのです。
自分の意思で、
体の声を聞こうとすると、
聞こえてきます。
体は正直です。
聞こうと思えば聞こえるけれど、
聞こうと思わなければ、聞こえない。
見ようと思えば見えるけれど、
見ようと思わなければ、見えない。
そうなっているようです。
私は、
自分の体だけではなく、
うちに来られるお客さんの
体の声も聞こうと思っています。
だから、
本人さんが気づかないような事も
気がつくことがあります。
無理に硬いボールとかで
ゴリゴリやっていると、
そこが異常な硬結になっています。
コリに当たって、
気持ち良いような気がしますが
やり過ぎては余計に体を悪くします。
いつもいつも、
繰り返し、無理な刺激を与えていると
体も抵抗するのですね。
なんじゃこりゃ、
どうやったらこんなに固まるの?
と思って話を伺ったら、
テニスボールでは柔いので
更に硬いボールを買ってきて
毎晩ゴリゴリやっているのだとか…
疲れていても休まずに
無理を重ねてそうなったのに、
更に、連続の
ゴリゴリ責めです。
体も、
お願いしますよ〜
もうこれ以上は無理っすよ〜
たいがいで休んでくださいよ〜
と言っているのではないですか?(^.^)
繰り返し強い刺激を与えると、
体は抵抗して、
自分でバリアを張って戦おうとするのです。
だから、
結果的には弛まない。
戦おうとしちゃダメなんです。
戦いは戦いを生みます。
心地よく緩めたいならば、
体に、心地よくなってもらう事です。
いつも無理をさせているならば、
たまには労ってあげる事です。
赤ちゃんの手、ありますね。
赤ちゃんの手に触られたら、
ゆる〜っと緩むと思いませんか?
柔らかい手が、
ぴた〜っと触れるだけで
緩んでいく気がしませんか?
なので、私は、
最後に、首や背中などに
手で触れる時に
赤ちゃんの手になったつもりで
お客さんの体に触れています。
そして、
声には出しませんが、
「いつもよく頑張ってるね〜、
これからも〇〇さんのこと、よろしくね。」
という言葉かけをしています。
いつも体にムチ打って、
頑張っていらっしゃるからですね。
真面目でいい人ほど
無理しちゃってますからね。
なので、私の処方箋は、
たいてい
「2〜3日、温泉にでも行って
美味しいもの食べて、ゆっくりして来てください。」
というものになります。(^.^)
今日も、よく頑張っている
あなたの体に、感謝です。
力を抜いて達人になる
↓
【宮本武蔵の極意】