ひるまは牛がそこにいて、
青草たべていたところ。
夜ふけて、
月のひかりがあるいてる。
月のひかりのさわるとき、
草はすっすとまたのびる。
あしたもごちそうしてやろと。
ひるま子どもがそこにいて、
お花をつんでいたところ。
夜ふけて、
天使がひとりあるいてる。
天使の足のふむところ、
かわりの花がまたひらく。
あしたも子どもに見せようと。
金子 みすず
弱いものの視点に立ち
小さなものに心をよせる
生きとし生けるものに慈しみの心を持っている
同時に、ファンタジーの人
草が伸びるのはお月様のお陰。
花が咲くのは天使のお陰。
そんな心と 目を 持ちたいな~
