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東洋医学では、六臓六腑に、それぞれ色が配当されています。
尿や汗などの色は各臓腑と対応しています。
尿の色についての記事はこちらをクリック
かおり鍼灸院の患者さんに驚きの現象が!
40代女性。
先日、バスタオルがオレンジに変色した。
初診から、約2年半。
定期的に かおり鍼灸院で治療中。
初診時の主訴は、軽度の「産後うつ」から続く、パニックのような症状。
ユウツになったり、気持ちが安定しないことが多かった。
冷えとり鍼灸&冷えとり生活で上記症状は、とても良くなっていた。
今年(2021)の正月に 、バスタオルを新調。
2月は不安やイライラすることが多かった。
3月になり、2週間の間に
【かおりの考察】
毛穴から出た汗の毒をタオルが吸って変色したと考える。
オレンジは赤と黄色の混ざったもの。
★赤→心(しん)の色。
東洋医学で、心(しん)は、心臓だけでなく、精神的&自律神経とも関連。
この患者さんは不安やイライラ等、心と関連する症状があった。
汗は心の液。
心の毒は汗で出やすい傾向がある。
★黄色→消化器(脾胃)の色。
不安・イライラで→食欲コントロールが乱れる→消化器の毒が溜っていた。
この患者さんは親族に糖尿病が多い→消化器の毒が溜まりやすい傾向がある。
上記の要因により、タオルがオレンジ色に変色したと考える。
【膻中に詰り感】
触診で、膻中(だんちゅう)(両乳頭の間。正中線上)の詰り感が顕著。
日常的に、膻中が詰まっている感じがあるとのこと。
膻中の詰り感=心の気の滞り
膻中は心(心包)と関連する。
精神的な要因で、膻中に詰り感が出やすい(心の気の滞り)。
【鍼灸治療では】
本治の他に、膻中の圧痛をとる処置(内関-公孫=奇経治療含む)、頭部瘀血処置。
脾胃に関しては、胃の気処置、糖代謝治療などを適宜行う。
治療中、胃腸がグルグルと動く。
膻中の詰り感は治療の途中で消失。
滞っていた気が下に降りた。
治療後、とてもすっきりしたとのこと。
【生活の仕方は】
よく噛んで、腹七分。
冷えのぼせに注意。
呼吸を深くすること
をお伝えした。
【運命も良く回る】
翌日は、娘さんの小学校の卒業式。
式で、娘さんのピアノ演奏あり。
患者さんは心配していましたが、娘さんは素晴らしくやり遂げたとのこと♡
気の循環が良いと、運命が良く回りますね。
おめでとうございます。
かおり鍼灸院 酒井香織
冷えとりと鍼灸を融合したオリジナルの内臓の冷えをとる治療を行っています。