眠りに入りそうになると、

元気な時のお母さんが話しかけて来る。


その度にドキッとして
目が覚める。


どうしようもなく不安で怖くなると、
寝たきりの母の顔を覗きに行き、

温かい手を握る。



そして安心して、
もう一度私も眠る。




お母さんの身体がそこにあるだけで、
こんなにも癒されとる事に気づく。




小さい時に旅行行った時、ベットと座敷に分かれて寝る事になった。

私は座敷、お母さんはベット。


慣れない布団でいつまでも寝られなくて、
お母さんのベットに入ったら一瞬で眠れたな。



母親の温もり。

って特別な物やな。



子供達も、私に触れて幸せそうにしてくれる。

愛おしい物に囲まれて、
こんなに幸せな事はない。