今日、お母さんの薬の準備をいつものようにしていたら、
ほんの一瞬、それが空気のような行動になっていてドキッとした。


お母さんが元気な頃に、当たり前のように感じていた温かな時間を、
空気のように感じていたそれと同じように、

モルヒネの副作用を抑える薬を用意するという行動が、これからもずーっと安定して続いていくような、そんな錯覚を覚えた。


それは、隣でモルヒネの恩恵によって何とか穏やかに過ごしている終末期のお母さんを
ずーっと緊張して、重く受け止め続けていたはずの自分が、
その状態にどこか慣れてしまっていて、
此の期に及んで、それがいつまでも続くような、
これまでと同じお母さんへの甘えの表れだったと思う。



この日々があと何日続くだろう。


呼吸は安定しているけど、
spo2は日に日に下がっていて、
苦しくないのか心配になる。




ネットでわんさか出てくるガンビジネスやけど、
さすがに末期ガンの脳転移でガンマナイフも抗ガン剤も受けず治りました!

っていう文献は見当たらない。



2ヶ月半、移住までして受けた民間療法は一体何だったのか。
車買えるほどの金額を支払った自家ガンワクチンは何だったのか。
本人が拒否し続けた抗ガン剤を受けさせるべきだったのか。



まだまだまだまだ、
後悔や疑問や不安や慚愧が溢れて来る。



5ヶ月前まで、春には元気になろなって言ってたのに、春にはお別れですって言われるなんて。


こうして、
モヤモヤモヤー!!!
ってなると、

色んな人の励ましの声を思い出す。



本当に感謝。