イスラエル、ハイファの考古学博物館で、展示されていた青銅器時代の壺を、4歳の男の子が誤って壊してしまいました。
紀元前2200年前から紀元前1500年前に作られたものと考えられ、古代イスラエルのダビデ王やソロモン王より前の時代のものらしいです。
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この博物館は特に柵など用いない展示方針で、壊れた壺も修復が済んだらまた展示再開するそうです。イスラエルは最近いろいろ言われていますが、この対応を見るとやはり先進国だなと感じます。
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博物館での似たような展示品の破損は、最近ですと2015年に台北で起きました。よく見ようと作品に近づいた12歳の少年が、足元の台につまづいて絵画に穴をあけてしまったのです。この件も博物館側は少年の家族に賠償は請求せず、修復作業が行われました。
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文化、芸術、学問は、金庫の中に閉じ込めておかずに万人に広く開放するべきです。それが人類全体の知性の底上げとなるわけですから。ただこのような破損のリスクもあるわけで、管理する側としての博物館の苦労は並大抵ではないと思います。
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特に昨今は、自分たちの政治的思想から美術品などの展示物を破壊してまわる集団がヨーロッパにもアラブ圏にもいますので、本当に大変です。
人類の宝を管理し展示するために、日夜苦闘されている世界中の博物館の関係者の皆様、本当にありがとうございます。
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