歴史に「もしも」があるなら | ケネディスタンプクラブ日記

ケネディスタンプクラブ日記

四谷駅前のケネディスタンプクラブの日記です
商品の紹介など書いていきます。

135年前の1889年4月20日、靴職人から税関事務官になった男の家庭に、1人の男の子が生まれます。

父親はこの赤ん坊が成長したら自分と同じ税関事務官になる事を望みましたが、男の子は画家になる事を希望します。

しかし画家としては開花しないまま、世界は戦争へと突入していきます。

戦争が終結し、祖国が疲弊してゆくなか、彼は事あるごとに「我が国はどうあるべきか」と演説を始めます。意外にも演説の才能があった彼の周囲には人が集まり、政治活動が始まり、やがて彼の政党は祖国の中心となり、彼は国家と等しい存在にまでなります。

彼、アドルフ・ヒトラーは、謎の多い人物です。父親の出生そのものから謎が多く、ユダヤ人の血が入っているとの噂は昔からありました。神戸に逃げてきたユダヤ人たちを少年時代に見てきた手塚治虫は、その噂話を基にして「アドルフに告ぐ」を描き上げます。

OEUVRES D' OSAMU TEZUKA(手塚治虫の仕事) 小型切手シート マリ共和国発行 | 切手,アフリカ | 趣味の中古切手や紙幣・硬貨の販売と買い取り|ケネディ・スタンプ・クラブ (kennedystamp.jp)

 

また「ヒトラー自殺後の写真」も複数存在し、どれも偽物説があります。そのためヒトラーは実は生きていて、少数の部隊と共に南米もしくは南極に逃亡したという噂話まであります。これを基にした映画やマンガは現在も作られています。

 

歴史に「もしも」はあり得ないのですが、もしヒトラーが画家として成功していたら、という考えには興味があります。

ピカソなどのキュビズムを嫌っていたヒトラーですから、キュビズム排斥の集団を作り、ピカソは無名の画家として終わったかもしれません。

 

ピカソ絵画切手 5種セット コートジボワール発行 | 切手,アフリカ | 趣味の中古切手や紙幣・硬貨の販売と買い取り|ケネディ・スタンプ・クラブ (kennedystamp.jp)

 

作品を前に撮影するピカソ 切手小型シート グレナダ領グレナディーン諸島発行 | 切手,中南米 | 趣味の中古切手や紙幣・硬貨の販売と買い取り|ケネディ・スタンプ・クラブ (kennedystamp.jp)

 

似たような事を民間軍事組織「ワグネル」のプリゴジンにも感じます。ソビエトが崩壊する直前にプリゴジンが立ち上げたホットドッグチェーン店が、旧ソビエトが混乱する中で大当たりして、プーチンとの個人的な付き合いが始まらなかったら、プリゴジンもホットドッグ屋のオヤジとして長生きして、ワグネルも発足せず、ロシアは他国に軍事侵攻をしない別の歴史を作っていたかもしれまん。

古くはイタリアのコルシカ島がフランスに占領されていなければ、そこからナポレオンが出てきてフランス軍を率いる事は無かったわけです。

ナポレオン 切手小型シート チェコ共和国発行 | 切手,ヨーロッパ・ロシア | 趣味の中古切手や紙幣・硬貨の販売と買い取り|ケネディ・スタンプ・クラブ (kennedystamp.jp)

 

社会が変転すると、本来なら埋もれてしまう人が世に出てくる事にもなるわけですが、それがその人や社会にとって幸せな事なのかはわかりません。

自分がヒトラーになっていた可能性というのは、考えただけでも怖いものがあります。