前回、仮面ライダー撮影中の藤岡弘の事故による「2号ライダー」の誕生について書きましたが、同様に苦肉の策が思わぬ結果を生んだ例に「あしたのジョー」があります。
誰もが知っている矢吹丈と力石徹、この二人は当初よりライバルとして設定されていたのですが、原作者の説明不足と漫画家の連載開始時のボクシングの知識不足で、力石は矢吹丈より頭一つ大きい男として描かれてしまいました。
ご存知のようにボクシングは体重による階級制です。街のケンカならともかく、プロのリングでは両者の対決は望めません。
そこで、あの「地獄の減量」の名シーンが生まれ、幽鬼の如き力石と丈との対戦へと進むのです。すべては偶然から生まれたとは信じがたい話です。
ちなみに、初登場時の力石はウェルター級(63.50Kg超~66.68Kg)でした。
その後、少年院を出てフェザー級(55.34Kg超~57.51Kg )で再デビューします。
そして矢吹丈のバンタム級(52.16Kg超~53.52Kg)へと更に落とします。
あしたのジョー メモリアルコレクション 力石徹
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価格 : 2,500円
あしたのジョー メモリアルコレクション 矢吹丈
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価格 : 2,000円
(システム担当・K)