身近でも新型コロナウィルスに感染する方が増えてきました。
我々のグループでも、コロナ患者さんの自宅待機での訪問診療がスタートしています。
やはり若い社会人の方は、「自宅待機以後、いつから会社に行けるのか。」
これが一番気になるようです。
いまだに会社に戻るときにPC R検査の陰性結果を提出しなくてはならないところが多いようなのです。
感染性がないことを証明するためにPCR検査をする意味はありません。
今は病院でさえ、退院の時にPCR検査は既に行いません。なぜなら、治癒した後もしばらくの間検査が陽性に出続けてしまうからです。
PCRで分かるのはウィルスの遺伝子。つまり体の一部分です。治療してもしばらく残っています。例えば、泥棒が家に来ても撃ち殺して手足バラバラにしてしまえば何も取られませんね?でも手や足は現場に残っているので掃除するまでは手は検出されます。PCRで分かるのは手や足があるかなので、生きてても死んでても検出されるわけです。そのうち腐ってなくなりますけど。
なんてわかりやすい例えなんだろう。未だに転院受け入れの時にPCRで治癒証明を・・・なんていう馬鹿な相談員がいるのには閉口します。
まあ、こう言うのを新聞が載せてしまうのがダメなんですよね。そしてそれを鵜呑みにするのが一般人なら許すが、考えれば「あれ?」と思うはずの医療者まで信用してしまう。考えろ。
コロナウィルスで感染力、つまり他人に感染させる能力は、症状が発症する前後が多いと言われています。つまり、すでに入院した後はさほど感染力は強くないのです。この病気の厄介なところはまさにこれです。まだ症状が軽くウロウロ歩き回っているときに周りの人に感染させてしまうのです。咳がひどくなったり、検査で陽性が出た後は思われているほど感染させてしまうリスクは高くありません。
WHOの基準では、発症日から10日が経過し、かつ症状が軽快してから72時間以上が経過した場合
と決まっています。熱が引いて咳がなくなってから3日間・・・むちゃくちゃ長い気がしますが、今のところこれが基準です。もちろんテレワークなら良いんですよ。うちのグループはテレワークを推進しているのでコロナに感染して待機だけになったらテレワークです。
コロナウイルスやワクチン、治療に関して、そしてマスコミ報道や政治、、、これらの何が正しくて、何が間違いなのかがわかるのはまだまだ先のことでしょう。
医師として、医療機関としては、今ある情報を的確に咀嚼し、質の高い情報を提供していかねばならないと思っています。
だから怪しげな事は出来ないんですよね。物凄いビジネスチャンスなんですけどね。一億二億なんてすぐ儲かる。誰か他の人にやらせようかな。
さて僕が政治家ならどうするか。
答えは簡単。
ワクチン打っている人は外出自由。打たない人は外出禁止。外出者はその場で逮捕。恣意的なマスコミは全て発禁。
感染初期のみ入院、悪化なければすぐ退院。入院できない人はパルスオキシメーター配布。これをセンターに転送して悪化者をモニタリング。中重症のみ入院、軽症コロナに入院どころか補助金なんていらないですよ。
うーん、全然金かからんぞ。パルスオキシメーターなんて千円くらいだし。