信念を持って生きる | 世界を旅する元証券マンダンサー 永田健

世界を旅する元証券マンダンサー 永田健

大手証券→米国MBA留学中退→スペインへ渡る
フラメンコ協会新人公演史上初の満票受賞
770人が着物で全国名所で踊る業界最大の映像制作。現在アジア版映像撮影中
舞台「本能寺の変」を東京,岐阜とスペイン4都市で公演
https://www.kennagata.com/

もう3日だけど、事務作業(プリント&コピー)中のコンビニで初めて正月のBGMを聴いた!


少しは正月気分を味わおうと家でもYouTubeで探してみたけど、やっぱりあれは温泉地で聞くから良いのであって作業BGMには向かないことに気づきました笑

職場勤めだと明日が初出社?
証券勤めの時はこの日が本当に嫌だった。休みの余韻も自分の感情も、マーケットが開けば一斉に洗い流されるようでなんかやりきれない感じだった。やっぱり合わなかったな〜。
初めて会社を辞めよう!と思ったのも確か1月3日の夜だった


さて、正月は少し時間ができたのでちょっと読書



前から気になっていたけど予想を遥かに上回る傑作でした。
僕はサッカー派なので大谷選手以外は野球には全く興味ないけど、ここに描かれている人間模様と落合監督の生き方はどんな物語よりも面白かった!

別に嫌われたっていいさ、そう呟きながら自分の価値観とは合わない権力、世論、常識と正面から闘い続けた男と、それに感化されて変わっていった選手たち。

自ずと道は険しく、敵も多くなる。
「常識」と思われているもの、皆が正しいと思う「正義」に従って生きるのが良しとされる日本社会では孤高の人に見える。本人は俺は当たり前のことを言ってるだけなのにと呟く。

そんな監督と、選手や球団とのヒリヒリとした緊張感が最後まで続くが、ある事件をきっかけに物語が急展開する。そしてそんな指揮官がふと見せる涙。たまらない!

好き嫌いとは別に、どんな方にもおすすめの一冊です。

そしてアーティストも、最終的には自分の信念が拠り所だし、周りからどう思われようと自分の道を進むしかない、と新たに思う2023年!