Jiu >

 

 

「ってゆーか、この部屋入ったの

初めてなんだけど、もしかして、

・・それ、俺だけ?」

 

乾杯して、

色んな話題が飛び交う中、

ジンさんから出た言葉に

 

「いや、他のメンバーも

来た事はないよ」

 

「俺は1回ある」

 

「ユンギはあるって

言ってるじゃないか」

 

「違、それは、あれだよ。

ジウが具合が悪くなった時、

たまたま、スズさんから連絡が入って」

 

「そうそう、ウェディングの写真、

すごく素敵だったから

それ見た友達が、撮りたいって。

ってまぁ、もう結婚して子供も

いるんだけどね、で、どうかなって、

その電話だったの」

 

「おい、ユンギヤ、写真、撮ったのか」

 

「撮ってない」

 

「やぁぁぁ、撮ったんだろう。

なんで、俺に見せないんだよ」

 

「撮ってないですから」

 

「撮ったじゃん、スーツ、

選ぶの時間かかったのに」

 

「スズ・・空気、読め」

 

「え?」

 

「今度、行ったら、

見せてもらうからな」

 

「見せません」

 

「お?ヒョンに隠し事をするとは」

 

「そろそろ同い年です」

 

「そういう問題じゃ」

「ソクジナ、今日はジミニの話でしょ」

 

 

 

すごい

 

ヨンヒさんの言葉で

ジンさんがピタっと止まった。

 

 

 

 

 

「で、なんの話だ?ジミナ」

 



・・・何事もなかったかのように。

 

 

 





それから、ユンギさんとジンさんの

挨拶に行った時の話になったけど

 

やっぱり、

 

 

・・・時計みちゃうよね。

 

 

今日のお昼、

 

イチカさんが入院したと

テヒョンさんから連絡が来た。

 

でも・・

 

連絡を受けてから

もう5時間以上は経ってるのに。

 

まだ、なんの連絡もなかった。

 

 

「・・大丈夫よ。イチカさんは、

自然分娩だから時間がかかるのは

当たり前の事なんだから」

 

誰も何も言ってないのに

ヨンヒさんが落とした言葉に、

みんな息をついた。

 

集まろうってなったのも、

それぞれで待つより

よかったのかもしれない。

 

 

どうか、無事に

産まれてきてくれますように。

 


 スター V