12月22日(木)【7:14】

 

Jiu >

 

「無理して起きなくても、」

 

「やだ・・見送りする」

 

どーにか目を開けると、

彼女が優しく笑っていた。

 

「ありがとうございます」

 

可愛すぎて、

すぐに手を伸ばした俺の背中に

彼女の手も、ちゃんと回った。

 

 

「ん・・きつかったら、

無理しないで帰っておいで。

今日は、どこにもいかないから」

 

「はい・・・ジミンさん」

 

「ん?」

 

「あの、私、身体は元気ですから」

 

「ん?うん」

 

「もう少ししたら、たぶん・・

できなくなると思うんです」

 

今、3つくらい

『?』が浮かんでいた。

 

「だから・・今夜は大丈夫です

・・から」

 

・・・・。

 

「じ、じゃあ、行ってきます」

 

腕の中から抜けた

彼女の顔が、真っ赤になっていて

 

目も合わせないまま

 

ドアが閉まって

 

 

 

 

 

 

 

シャボン玉が弾けたみたいに

『?』が一瞬で消えた。

 

 

 

 

 

 

あーぁぁぁぁ、もぅ

 

「・・しんど」

 

思わず、ため息をついて

その場にしゃがみこんでしまった。

 

素直な彼女は・・

相変わらず無自覚に心拍をあげる。

 

 

・・・夜・・

 

 

 

 

 

よし

 

 

 

もっかい寝よう。

長い夜にする為には、寝不足は天敵だ。

 

 










※画像お借りしました。