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ジミンさんには

全部・・言わなきゃ。

 

これも、隠しちゃダメだ。

 

 

「・・知ってるけど」

 

えっっ!?

 

 

「え?な、なんでですか」

 

「なんでって・・自分で言ったじゃん。

2日間、ぶっ続けてもできるって。

ゲームで死なない工夫はするって」

 

 

 

・・・言ったっけ?

 

 

 

 

「それに、旅行の時だって」

 

 

「あ、あぁ・・そうでしたね・・」

 


ゲームをする事は知ってるけど

 

でも・・サバゲーとか

 

 

「それが“全部”?」

 

楽しそうに笑う

ジミンさんの声に

 

 

でも、

 

これも、“私”だし。

 

オンニの事が言えたんだから。

 

「私、その、ハマってるゲームがあって」

 

「うん」

 

「〇〇〇〇って言って」

 

「あー、おもしろいよね」

 

!?

 

 

「ジミンさん、知ってるんですか?」

 

「世界中でされてるゲームじゃん」

 

「した事ありますか?」

 

「あるよ、テヒョンイと

組んでしたりもするし」

 

「あ、そうなんですか。なんだ、

ジミンさんも・・」

 

「それが秘密の事だったの?」

 

「その・・ゲームで、しかも

サバゲーにはまるのって

・・どー思われるのかなって」

 

「なんとも思わないよ」

 

「ほんとですか?」

 

「うん。ってゆーか、」

 

 

にこっと笑ったジミンさんが

 

「それにはまるジウヤは可愛いと思う」

 

・・・・。

 

「そーゆーのは・・いいです」

 

「ほんとの事なのに・・あ、

そーいえば」

 

 

 

「今日、アプデじゃないの?」

 

!!!!!

 

「は、はいっっ、そうなんですっ。

そのアップデートの事、私、忘れてて。

さっき思い出して」

「する?」

 

え?

 

「アプデ終わったらする?」

 

 

「は、・・い、・・い、いえ、いいです。

あの、私、そのゲームが始まったら、

ちょっと、頭、おかしくなるので」

 

「頭はおかしくないけど、

顔は変わるよね」

 

!!

 

 

「旅行の時、見た。俺が入っても

全く、気づかなかったし。

面白かったよ」

 

・・・見られてた。


ふと、いつの間にか

置かれていたサンドイッチを

思い出した。

 

「その、没頭しすぎちゃうと

言うか・・なんか、こう、

スイッチが入っちゃって・・」

 

「いいよ、しよ」

 

「いえ、しなくて、いいです。

その、アプデの後どんな風に

なったかだけ・・

見たかっただけで・・」

 

「しなくていいの?」

 

「はいっ、大丈夫です。

せっかく、ジミンさんといるのに

ゲームとか、もったいないです」

 

「でも、映像は見たいんだ」

 

「そ・・れは、その。

楽しみにしてたので・・あ、

今度、シーズン1の時のマップが

復元されるみたいで」

 

「へー、そうだったんだ」

 

「ジミンさん、シーズン1

知ってますか?」

 

「○○〇〇が出てた時でしょ」

 

!!

 

「そうですっつ、そうなんです。

私、あれ、大好きだったんです」

 

嬉しいっ、

ジミンさんとゲームの話ができる。

 

「アプデ、何時から?」

 

「11時です」

 

「わかった」

 

「ありがとうございますっっ。

嬉しいです」

 

「そういうジウヤが

可愛いから許します」

 

・・・・・

 

「だから・・そ、―ゆーのは

・・いいです」

 

 

ジミンさん・・

 

 

 

楽しそう