6月17日(金)【18:47】

 

JIMIN >

 

 

「ヒョン」

 


久しぶりの音楽番組のステージが

終わって、戻った控え室。

少し昂ったテンションの中で

 

なぜか、今しかないと思ってしまった。

 

 

「どうした?」

 

振り返ったナムジュニヒョンの声も

少し弾んで聞こえる。

 

「あ、のさ、ちょっと確認したい事が

あるんだけど」

 

 

「あ~・・別のとこがいいか?」

 

周りには、まだ、みんないたけど

 

誰も聞いてないだろ

 

「いや、ここでいいよ」

 

ヒョンの隣の椅子に腰かけて、

まっすぐヒョンを見た。

 

この間、話した時に感じた違和感は

家に帰ると、ちゃんと疑問に変わった。

 

なんで・・

 

「どうした?」

 

「ヒョン・・、もしかして

ジウとスホ君が付き合ってる事、

知ってた?」

 

 

んっと口を結んで

パチパチと瞬きをしたヒョンは

その高いIQで、常人には

ついていけないほどの速さで

言葉を探して、きっとなにか理由を・・

 

「・・・ナンノハナシダ?」

 

そうだ、

 

 

 

 

ヒョンは正直モノだった。