【23:52】
★
『元気か?』
・・・。
『大丈夫か?』
・・・。
『何してた?』
・・・。
いや、俺が何してるんだよ。
昼間の事があってから、
心配だったけど作業も詰まってて、
結局、カトクすら送れてなかった。
でも、いざ、打とうと思うと
出だしからつまずいて、
打ちこんでは、消してを繰り返して、
帰り、大丈夫だったのか・・。
あんなタイプは、下手したら、
待ちぶせてる可能性もある。
もしかしたら、危害を加える事だって・・
“彼氏”
ユジョンを守るように立っていた。
帰りは、・・送ってくれてるだろう。
目の前の時計が表示を変えた。
もう、寝たかな。
“オッパ”
頭の中で響くユジョンの声が
遠くなってきていた。
なんとなく、
それが嫌だった。
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