連続ツイート2237回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


トランプさんの英国訪問についての英メディアの報道の仕方がひどいというか、容赦ないというか(笑)、抗議運動を含めて、いろいろ突っ込んでいる。日本訪問のときのメディアの報道の仕方とは、かなり違うなと感じる。


トランプさんの日本訪問は、よくもわるくも、「おもてなし」という感じだったように思う。安倍さんがそうするのは戦略上も意味があるとは思うけれども、メディアまでそうだったのはどうだったのだろう。少なくとも、どっちがいい悪いじゃなくて、英メディアのやり方も、参考程度に見た方が良い。


ところで、トランプさんが、英国訪問において、EU離脱や次期保守党リーダーについて「口先介入」している様子を見ていて、あらためて感じたのだけれども、トランプさんのオリジナリティは従来の常識やタブーをやぶって発言するところにあって、発言自体は実は陳腐でno-brainerであることが多い。


トランプさんの発言は思想的には深いバックグランドがあるわけでもなく、たとえば賛否両論は別としてスティーヴバノンさんのようなややこしいイデオロギーがあるわけでもなく、とても単純なことを普通そういうことは言わないだろうというタブーを破って発言しているだけのように見える。


トランプさんに思想的な深みがなくて、ただ、その深みがないことをタブーを破って発言しているところだけが新鮮で、それがトランプさんの一部での人気の秘密なのだけれども、このようなスタイルは、ややこしいことを代わりに考えてくれる賢いブレーンがいて初めて成立するのかなと思う。


日本にも、賢いブレーンが必要なはずで、それは、「おもてなし」モードでトランプ訪日を報じていたメディアにはちょっと無理っぽいかなと思う。いちばん深いところまで考えているシンクタンク的な方々がトランプという人物をどう分析しているのか、興味深いところだ。


以上、連続ツイート2237回「トランプさんて陳腐なことをタブーを破って言うのが人気の秘密だね」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

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