[源氏物語ゆかりの地] 説明板No.08・平安宮内裏紫宸殿跡 | コンデジ片手に出かけよう

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紫宸殿は内裏の正殿であり、公的な行事、天皇による重要な国家の儀式が執り行われていました。

 

説明板No.08・平安宮内裏紫宸殿跡は、中京区下立売通浄福寺西入ルにあります。



紫宸殿は、元々は天皇の私的な在所だったが、平安時代中期以降、大極殿や豊楽殿の衰亡により、即位の礼や大嘗祭などの行事が紫宸殿で行われるようになります。しかし1177年(安元3年)の安元の大火で焼失後、再建されることはなかったが、紫宸殿は臨時の皇居である里内裏で再建されています。また、平安時代の即位の礼は、原則として平安宮朝堂院の大極殿で行われました。



平安時代、紫宸殿では天皇が出御して重陽の節会が行われ、人々に菊酒が下賜されていたのだといわれます。ただ、天皇が出御しないときは、宜陽殿で菊酒が下賜されていたといわれています。


『源氏物語』では、東宮(後の朱雀帝)の元服は紫宸殿で行なわれ、光源氏の清涼殿に対して威儀の高さを暗示しています。