[源氏物語] ゆかりの地説明板No.32 遍照寺 (京都市右京区) | コンデジ片手に出かけよう

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「源氏物語ゆかりの地」説明板32番が設置されている遍照寺(へんじょうじ)。989年に宇多天皇の孫である寛朝僧正が広沢池畔の山荘を改めて寺院にしたものになります。


説明板には、大顔に関する逸話が次のように書かれています。
紫式部が20歳の頃、寛朝僧正の従兄である村上天皇の子であった具平親王が、大顔という雑仕係の女性を伴ってお忍びで遍照寺を訪れたところ、月を見ている間に、大顔のほうが物の怪に取り憑かれて急死してしまう、という衝撃的な事件がおきた。


そして、この出来事をもとに構想されたのが、名高い源氏物語の第四帖「夕顔」の物語とされています。



平安時代より境内地がかなり縮小している遍照寺ですが、大顔の逸話と関連すると思われる「遍照寺旧境内」の案内板が、広沢池の西側に設置されています。



◇遍照寺の紹介サイト◇

 



<遍照寺の基本情報>
拝観時間:境内自由
拝観料 :境内無料(本堂500円)
宗派  :真言宗御室派 (準別格本山)
御本尊 :十一面観音
創建年 :989年(永延3年)
開基  :寛朝
住所  :京都市右京区嵯峨広沢西裏町14
最寄駅1:JR「嵯峨嵐山駅」より徒歩約15分  
最寄駅2:市バス「広沢御所ノ内町」より徒歩約4分
最寄駅3:市バス「山越」より徒歩12分