[光る君へ関連] 元慶寺 (花山天皇が出家した寺院) | コンデジ片手に出かけよう

コンデジ片手に出かけよう

私の旅の思い出を紹介します。


京都市山科区北花山河原町にある元慶寺(がんけいじ)。天台宗の寺院で山号は華頂山、御本尊は薬師瑠璃光如来。西国三十三所番外札所で、第65代天皇・花山天皇が出家した御旧跡になります。 


第65代天皇・花山天皇が溺愛していた女御・藤原忯子の死で世の中(人生)に嫌気をさした花山天皇が出家が「出家して忯子の供養をしたい」と言い始め、986年(寛和2年)6月22日、19歳で宮中を出て、剃髪して仏門に入り退位しました。そして『大鏡』では、藤原兼家が、外孫の懐仁親王(一条天皇)を即位させるために陰謀を巡らしたことを伝えています。このあたりは「光る君へ」でも描かれていますね。



元慶寺は、986年(寛和2年)に花山天皇がこの寺で藤原兼家、道兼父子の策略により出家させられた後、花山法皇の宸影を安置する寺で花山寺(かざんじ)とも呼ばれました。そして、花山天皇は西国三十三所、大鏡では花山寺と記述されている。花山法皇ゆかりの寺ということで現在は西国三十三所番外札所となっています。 



元慶寺の特徴は竜宮造の山門ですかね。



あと境内には花山法皇御落飾道場の碑があります。




<元慶寺の基本情報>
拝観時間:08:00-16:00
拝観料 :無料
宗派  :天台宗
御本尊 :薬師瑠璃光如来 
創建年 :977年(元慶元年)
開山  :遍昭
開基  :藤原高子
正式名 :華頂山元慶寺
別称  :花山寺 (かざんじ)
札所等 :西国三十三所番外札所
所在地 :京都市山科区北花山河原町13