[光る君へ] コラム 04:まひろが通った絵師の場所設定他 | コンデジ片手に出かけよう

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私の旅の思い出を紹介します。

第二話で、和歌等の代筆のためにまひろが通った絵師の場所。そうやら「高辻富小路」場所らしいということが複数のブログ等であり知りました。あと、あるブログで背景に使われている絵が正倉院御物「墨画仏像(麻布菩薩)」らしいことも知りました。
あと絵師を小遊三師匠がされていることを考えると場所等の設定には根拠があるのではと思い調べました。


この写真は、 (財)京都市埋蔵文化財研究所さんが平安京左京六条三坊八町(京都市立修徳小学校跡地)発掘調査報告書に伸せておられる平安時代の地図(略図)。
高辻富小路には「法橋隆信」の文字があります。法橋の位は藤原時代に優れた仏師や絵仏師に与えられたものですから、やはり場所設定にはこだわりがあったのですね。



あと第三話で出てきた散楽をやっている広場のある四条万里小路の辻あたり。現在でいうと京都四条通り沿いにある大丸を少し河原町通側に行った場所ですね。
四条通は「光る君へ」の時代も重要な通りで、庶民が多く集まった場所と思います。そして人が多く集まる場所では散楽を行っていても不思議ではないので場所設定になったと思いますが、やっぱり絵師の場所から遠くない広い場所と言うことの設定と思います。



「光る君へ」の小道具を含む設定にはこだわりを感じます。そして、第三回では源倫子関連の設定なんかは良く考えると源氏物語のヒロインの設定の基礎になったかなって思います。