[京都市上京区] 廬山寺・京の冬の旅2024特別公開 part2 | コンデジ片手に出かけよう

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私の旅の思い出を紹介します。

京の冬の旅2024のテーマの一つ「紫式部と源氏物語」。廬山寺の無料で見学できる部分に「源氏物語ゆかりの地 説明版」のNo.37 廬山寺(紫式部実家推定地)があります。



大河ドラマ「光る君へ」の放映に合わせて7ヶ所の説明版が追加されたとのことで、それも併せて2024年度中に全47ヶ所すべてを巡ろうかと思い廬山寺を訪れました。

 



2024年の大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部の歌碑も無料で見学できる位置にありますね。

 




紫式部の歌碑に向かって左側には四季桜(不断桜)があり少しだけ花をつけていましたよ。源氏物語で「紫の上」のモデルは紫式部と言われることがあります。そして、桜の花というのは「紫の上」のモチーフとして描かれていますね。




源氏物語関連と言うと「京の冬の旅」期間中は、私の地元堺市湿疹の女流歌人・与謝野晶子自筆の和歌集「源氏物語礼賛歌(げんじものがたりらいさんか)」も特別展示されていました。これは与謝野晶子による『源氏物語』の各帖を詠み込んだ、54首からなる和歌の連作で、1938年(昭和13年)10月から1939年(昭和14年)9月に金尾文淵堂から出版された与謝野の『新新訳源氏物語』にも、各帖の冒頭に本作が付されています。
※参考写真として、さかい利晶の杜でみれる与謝野晶子さんの写真をアップしておきます。

 



仙洞御所から移築された本堂では、住吉派や土佐派の源氏絵が紹介されていました。

個人的には、私の地元・堺と関連深い人々の作品が見れたことはうれしかったです。


◇土佐光起(1617-1691)筆・浮舟の図
※一時期は京都から堺に拠点を移していた大和絵師・土佐派。堺出身の土佐光起の時に京都に戻り、御所の絵所領に復帰しています。



◆住吉派6代目・住吉廣尚(1781-1828)筆・若紫の図(廬山寺パンフレットより)
※住吉派は江戸時代初期に住吉如慶によって創始された大和絵の画派で、初代・住吉如慶(1598-1670)は堺出身。因みに住吉如慶の墓は廬山寺にあるそうです。



他にも源氏物語関連では次のものが展示されていました。
◎源氏物語題材の貝合わせ
◎紫式部口記絵詞(複製)
◎住吉廣行筆・源氏絵「絵合」
◎源氏物語屏風 宿木(三)
◎源氏物語屏風(本間六曲一隻:室町時代)



廬山寺・京の冬の旅2024特別公開は写真こそ撮影できるものが少なかったですが、私にとっては見たいものがいっぱいだったのでうれしかったです。そして三回に分けて紹介します。

Part1のページ

 


Part3のページ



◇廬山寺の京の冬の旅2024紹介サイト◇

 



<廬山寺の京の冬の旅2024公開情報>
開催日程:2024/1/6 -3/18
拝観休止:2/1-2/9、3/3
拝観時間:10:00 -16:30 (16:00受付終了)
拝観料 :800円(堂内&源氏庭見学)
住所  :京都市上京区寺町通広小路上ル北ノ辺町397 
アクセス:市バス「府立医大病院前」より 徒歩約5分